2016年3月27日日曜日

桜咲く!!まさかのまさかのミラクル!!県大会出場決定!

 本当に野球は解らない。
もう長くやらせてもらっているが7回裏2死ランナー無しから2点差を同点に追いつき逆転したような展開はあんまり記憶がない。
でも不思議なもので7回に追い込まれても苦しい緊張感は無かった。
何か有るかも知れない。。今までに何度かそんな感覚を経験した。特に2014年。。それも本当に大事なところで。見守らているような。

 今日も朝は寒い。子供達がランニングしている間にゆっくり歩いて学校のグランドの回りの桜の木を一本ずつ眺めていた。Bコートレフト側の桜の上の方の枝には可愛らしい花が咲いていたね。
「桜咲く!!」
そんな嬉しい報告を皆さんにしたい!そう思っていた。
また、とにかく一つ今日に勝てばヒロトも含めてヒジや肩の気になるメンバー、やバッテリー組は4月の2,3日の練習もキャッチボール禁止にしよう。2週間は止めてもいい。9日に神戸大会で慣らし始めればいい。そうしたいと以前から思っていた。特に今日も投げるヒロトは終わったらすぐに封印。2試合目は出しても走塁かバント要員。そう決めていた。

 アップの最初のランニングからカツミは調子が悪いと言ってアップを外れる。
キャッチボールやノックを見ていても不安は尽きないが今はこれで思い切りやるしかないだろう。
オオタカに着くと桃園さんと川合さんとの試合。早い展開でもう6回。そして7回同点に成りその後に8,9回の特別延長戦。両チームともとっても良く守っていたね。
そんな試合を見ていたカツミ達。キャッチや内外野のディフェンスを見て何を感じているだろう。
そこに見本が一杯有るんだよ。僕達にはまだ出来ていない事が沢山。そんな意識をもっと持って欲しいと思うが、まだまだ子供達には足りないところだと思う。

 先発したヒロトは練習を見ていて余り良くは思っていなかったが、6回まで無四球で良く投げていた。
1回先頭にセンターへいい当りの飛球。陽射しが眩しいハルトは帽子を深くかぶって落下点に入る。今日の立成さんもしっかりコンパクトに振って来る。全く油断は出来ない。
3,4,6回とヒットは打たれたがそれまで四球が無かったから失点まではつながらない。バックも良く守っている。

 立成さんのピッチャーは少し変則のモーションから同じような高さのコースで上手く緩急を着けてストライクを取って来る。6回までハヤトのセンター前ヒットのみ。四球も無い。
今日も一握り短く持ってコンパクトに!と言ったが2回を過ぎても中途半端。話を聞いているのか!やってみないと良いのか悪いのか解らないよ!子供達には叱って徹底させたがいい当りは出てもチャンスは作れない。
3塁線のバントは警戒されているのでユメトには1塁線を狙えと指示。
ユメトはその通りに転がしたが、1塁はアウト。相手のピッチャーもファーストも慌てなかった。

 そして0-0のまま7回表。その1塁線のバントを同じ様に狙われた。相手も同じ事を考える。
ヒロトが普通にやればアウトだが送球は少しセカンド側にそれ、マナヤは倒れて捕ったが足がベースから離れている。すぐ着けばアウトだったがマナヤは動けなかった。
 そして四球。もうヒロトは平常心では無く成っている。タイムを取って落ち着くように言ったが低目に投げとけば三振は取れるバッターに追い込みながら高目を叩かれ打球はセカンドを超え、痛い痛い2点タイムリーに成った。
 牽制ミスから2塁でランナーはアウトにしたが、続くバッターもピッチャー横のゴロをお手玉。
牽制悪送球もWPも有る。この7回に一気に悪いところが続く。全ては自らのミスと四球。バックももっと必死にアウトにする気持ちを見せて欲しい。
肩は良く無いだろうが足は速いハルトも全くボールに動けていなかった。みんな基本を忘れているよ。一つのアウトに全力だよ。その気持ちが見えない。

 それでも何とか2点で止めれた。これだけミスが一気に出て2点で終ったんだからまだ神様はソッポを向いていない。
その裏はソウイチロウから。ソウもハヤトも内野ゴロで2アウト。二人とも1塁へヘッドスライディングして帰って来る時は泣きっ面だ。ここで泣いたらダメだよ。今度は応援する番だよ!
 それでもまさか、とは誰しも思っただろうね。
頭の中ではマナヤ、カツミが連続長打で1点差まで。。。そんなイメージしか残っていなかったが、不思議とその通りに成る。マナヤはセンターオーバーの2塁打。高く上がったし上手いセンターなら捕られたかも知れない。カツミは2球目を右中間をライナーで抜く。昨日の白山さんとの試合での二人の連続長打と同じ様に。

 それでも1点差で2死3塁。そしてヒロト。決めてくれたら8割はセーフに成るだろうセフティーを指示。ヒロトはここで良く集中していたね。ボール球に手を出さず、3球目を完璧に決めてまさかの2死からの同点。盗塁、サヨナラのチャンスまで作ったが後は続かず、またこの準決勝も特別延長戦へ。

 8回表、高いバウンドの内野ゴロも無理をせず1塁でアウトを取った。深いライトへの打球もユメトが良くアウトにした。そしてマークしていた4番を三振に取り、2点差で裏の攻撃。
もうここは行くしかないね。ユメトには打たせるから思い切って振れ!そう言った。
2球目を打球は前進守備の内野を超えてセンター前へ落ち、2者が帰り同点、センターの守備がもたつく間に1塁ランナーのマサトまでが一気にホームまで入り、まさにミラクルな逆転サヨナラとなった。

 序盤の大量失点を終盤までに何とか追いつきサヨナラまで持って行った試合は何度か記憶は有るが今日の様な展開は記憶にないね。
子供達にはそんな力が有ると言う事だよ。
だから普段から手を抜かず集中して取り組んで欲しい。チームの為に。自分の為に。
願いが通じたお母さん方が作ってくれた千羽鶴。皆さんありがとう!

 今日もベンチや周りには沢山のOBの方々が応援に来てくれていました。
本当に嬉しく感謝しかないね。皆さんとの心のつながり。本当に嬉しく思います。
素晴らしい力に成りました。本当にありがとう。
そして子供達。マナヤも良くチャンスを作ったがカツミが良くあそこでつないだ。ヒロトは計算通りのバント。完璧だった。ユメトも思い切って振った。皆がヒーロだよ。

 そして予定通りにヒロトはアイシングして封印。
次の決勝戦はマナヤで行くと決めていた。崩れたらソウイチロウも。チャンスが有れば1回ぐらいはハヤトでも。それ以上は考えていない。
そのマナヤはこのAチームとしてはまだ2試合目ぐらいの先発ではないかな。練習でもいいボールが来ていた。

 そのマナヤは毎回の様に四球を出すが3回まではバックも良く守り0点に抑える予想以上の展開。
4回に四球からレフト間に落ちる左バッターの飛球。続くライト越えの打球は振り遅れだがバットがレベルで出ているから打球が押されて伸びて行く。3失点はしたが仕方無し。
6回のレフト越えも取れない打球では無かった。6回を投げて5安打されてはいるが3本はアウトに出来る打球だろう。後は5個の四球。これを無くそう。
それにしてもハヤトまで使う事なくマナヤは良く投げてくれた。予想以上の出来。次が楽しみだ。

 打線の安打はソウイチロウ、マナヤ、ハルキ、そしてコウセイが2本の単発5安打だけ。
緩急も入れながら外の速いボールにカツミや中軸も全くタイミングが合っていなかった。
決勝戦は敗れたけれどもヒロトを出さずに外野も代えての結果でここまで踏ん張れたんだからね。
マサトのヒットには成らなかったが、少し良い兆しのバッティングも見れた。
この予選で反省すべきところの課題もハッキリと出て来た。

 何とか県大会は決まったけれどもこれからその課題を少しでも良くしていこう。
来週も、そして神戸大会まで投球は禁止。
しっかり基礎とバッティング練習。県大会まで、もう一月だよ。やる事は沢山。
目標を持ってしっかり頑張っていこう。

 今日は応援に来て頂いた皆さん、そしてご父兄の皆さん。子供達のお蔭で何とかいい結果を出せて本当に良かったです。
今後ともよろしくお願いします。

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