2014年12月28日日曜日

やっと聞こえた!「皆で声を出そう!!」

 今朝はしっかり冷え込んでいる。霜も下りて、水溜りは氷も張っている。それでもワンコ達は元気一杯でリードを引く。今日も元気だ!

 グランドは霜柱がほぼ覆っていた。これなら9時を過ぎる頃にはぬかるんでくるだろう。
いつものアップ。どこまで皆真剣かな。。。
ダッシュに成って動きを見ていたが、先頭のタイキ達の3人。僕には流しているように見える。
反してシオンやリュウセイ達の3人は気持ちの伝わる走りだ。
「タイキ!それで全力なのか!シオンらと代われ!」
 その後は明らかに変わっていた。

 貴重な練習の時間。少しでも上手くなろうとして欲しい。野球が上手い、下手では無く意欲を見せて欲しい。声を出していると言っても、伝わらなかったらやっていないのと一緒。

 昔は土日、午前、午後しか練習していなかった。それでも弱いチームではなかった。
あの巨人の背番号54番のユニフォームを着る高木君の時もそうだった。
僕がチームを預かるようになって、サッカーも下火に成ってグランドも使えるようになって出来る日は一日練習にした。そして日が短くなる11月頃から朝は8時からにして、夕方は早めに。
確か2007年からだと思う。あれから確かに練習量も増えて強くなったけどね。

 6年生に投げてもらってフリーバッティング。バッティングの内容よりも余りに声が続かないのが一番の問題。アップの時もキャッチボールを始める時もノックを始める時も何度も言った。
外野で立っているユウヒを見るとグラブをさわりながら何をしている?集中して声を出しているのか?打たせてもらったら終わり??僕には聞こえない。
「ユウヒ!!外野の後ろで発生練習しとけ!!」

 6年生には声を出すな!と言った。どこまで新チームで引張れるか。
3巡目が回る頃にはタイキが「皆、声を出そう!」
やっとその声が聞こえた。すると少しは声がつながって来る。こういう声が欲しい。

 午後からの6年生との紅白戦。色々動きを見ながらポジションを変えて見た。
声の出るリョウマをセカンド。センターにシオンを入れると2人の声がバックを引張っていく。
リョウマからも「皆で声だそう!」と大きな声が聞こえる。上手い下手なんて関係ないね。
僕にはこの方がいい。

 午後からの紅白戦。
ケントのボールは確かに速くなった。今日はコントロールもいい。リクトとのコンビで緩急や配球をしっかりやればそうは打たれないだろうね。
ルイもピッチングは上手く成ったね。6年生でルイがここまで投げれるようになったのはチームに取ってはとっても大きな戦力だ。

 5年生の最初はトモキ。まだトップから腕を返してくるところが、しっかり定まっていない感じだ。高低のボール。ワンバウンドが多いのもその辺を直せば良くなると思う。フィニッシュも右肩が視界に入るぐらいまで肩を回して欲しい。
初めて投げるリュウセイはまだ、セットもワインドアップも解らないから仕方無し。そんな事はこれから覚えればいい事だ。何よりストライクを投げれるフォームに成って来た事が大事。
もっとクソ度胸を着けよう。ピッチャーは1番なんだから。

 タイキのサイドからのシュート気味のボールは力が有る。低目両サイドに決まっていればそうは打たれないだろう。少し腰の開きが早いので、ヒジへの負担が気に成る。サイドでも、もっとお尻から前へ。
コウキには昨日にやらせたセットのクイックでの投球。これだと大体コースにボールは来る。まだボールの伸びは無いけれどここから修正して行きたい。

 バッティングでは6年生チームに入ったカツミ。5年生のボールを左中間に大きな打球を返す。新チームの中では一番の打球だろう。
シオンもスイングのスピードが出て来た。6年生のボールをレフトへ2本ヒット。他は打てたかなあ。。

 フリーではリョウマが少しバットに当たる確率が上がってきたかな、という印象。開きが早いのでバットの先の打球が多いね。トモキもアッパースイングも直したい。
上体が先に動いていくタイキも、もう少し脇を締めてグリップを前に出すフルスイングを。
ユウヒはまだ軸が出来ていないね。スイングで右足が良く動く。一本足でもいいと思うね。
リュウセイは脇を締めて前でのフォロースローが大きいスイングだ。あれならインコースも打てるね。事実フェアゾーンに入るセンター方向のライナーの打球が多かった。
シオンのヘッドスピードも速くなった。引っ張る打球は強い打球が飛ぶ。
 
 体の小さい4年生のソウイチロウのスイングはしっかり前で振れているね。体の力が着いて来たらもっと打てるだろう。スイングで悩んだらソウイチロウのスイングを見ればいい。そこにいい見本が有る。

 今日は少しつながる声も出て来た。バッティングも楽しみな成長が見える。
まだまだ新チームはこれから。
皆で声をつないで盛り上げていくチームに成ろう!

 そして今夜は津リーグの納会でした。
一年間、戦い協力して盛り上げて来た沢山の大会。各チームの皆さんと楽しいお酒、楽しい時間でした。やっとこれで一年が終わりだね。
年末に出来なかった大三さんとの練習試合。機会を見てまた来年に調整したいと思います。
各チームの皆さん。今年一年ありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いします!

2014年12月27日土曜日

ティーボールでは大きな声が出る!!??

 今日は年末を控えた最後の土曜。神戸での練習日。
早朝のモモ達とのお散歩はかなり冷え込んでいると感じた。
けれど、グランドはそれ程凍ててはいない。昨夜に少し雨も有った様で湿り気も有っていいコンディション。

 風邪やインフルが流行っているようで、新チームの2人が休み。アップを見ているとコウキもしんどそうだ。多分調子を崩す手前だろう。でも今日一日、元気に頑張っていたね。
アップの後は盗塁、走塁の練習。
6年生に守備に着いてもらって、1,3塁や、ホームへのスライディングなど。状況を変化させながら。
次は守備側の練習もしっかりやろう。

 次は内野ノックとバント組に分けて練習。今は6年生がいてくれるから色々お手伝いをしてくれる。ノックではサードでの捕球、送球の基本の練習の繰り返し。最近、速いボールが行くのはユウヒとリュウセイだ。今日もユウヒは転んでいたが、ステップは少し良く成った。何より送球が速くなった。リュウセイもしっかり上から肩を回して投げている。ヒジには負担の少ない投げ方だ。

 2人にはフリーをやっている間に投球練習もやってみた。思った通り、リュウセイもいいボールが来る。速さではバネの有るユウヒがタイキと変わらないぐらいのスピード。2人とも少しクセの有る回転が有って面白い。
トモキはもう少し前のフィニッシュが欲しい。ボールにも伸びとコントロールも。
コウキはクイックでのモーションの方が、今は無駄な動きが減ってボールがまとまって来るね。

 ノックでは捕球からの速い投球動作と遠投を着ける為に、レフトゴロ、センターゴロの練習もした。ここまで練習を見ていると、どのポジションが向いているのか大体つかめて来る。でもまだまだ固まらない。少し工夫してくれれば、もっと良く成る子もいる。もっともっと練習有るのみ。

 午前中の残り1時間弱で6年生に投げてもらってフリーバッティング。
朝のアップから何度言っただろう。
このチームは本当に声が無い。引っ張る者がいない。こんなんで、試合にピンチになったら守れるだろうか?負の連鎖。エラーやミスが、またミスを呼ぶ。特に5年生は経験して来たハズだけどね。
せっかくやってもらってるのに、途中で止めて皆を集めた。
「もう発声練習するか!?声を出してバッティングするのとどっちがいい!?」そう叱っても、誰も声は出ない。返事もしない。。
 徹底的に声だしランニングでも明日からやろうか!!

 叱るのはやめて練習を続けたが、本当に毎年毎年、同じ事が出来ない。
ところが、午後からのティーボールでは6年生達も夢中で、試合でも出ない声でとっても楽しそうにやっていた。調子のいい時は出来るのに何でやらない!
そんな状況でフリーバッティングでは、調子の良さそうな子は見当たらなかった。フライが上っても工夫する素振りは見えない。バットを振っているだけで、タイミングもスイングも今一つ。
明日はまずはバットを振る事から始めよう。

 そして今日は皆の昼食を6年生達とご父兄の皆さんがカレーを振る舞ってくれました。
寒い中だったけど、美味しかったね。1年生からのBチームの皆も集まってくれた。
僕もお代わりしたけれど、子供達も沢山ご馳走に成っていました。
6年生の皆さん、本当にありがとうございました。



 そして満腹に成った後は神戸の子達全員でのティーボール大会。3チームに分かれての総当たり戦。見ていても楽しかったね。1年生から6年生まで、伸び伸びと、とっても楽しそうにやっている。守備に着いても攻撃の時でも、皆が良く声が出ている。
これが野球の試合で、出ないのかな?ピッチャーが居ない、置いたボールを打つだけだから、とにかくテンポが速い。初めての5,6年生達はどうだろう、と見ていたが、さすがにこの中では上手だ。
 特にバッティングでは、今調子のいいユウヤ、レイヤ、リクトなどの打球がいい。特にユウヤは16mの塁間だけど、今日の走塁を見ていても回転が速くなった、と感じる。これからも、もっと上を目指して練習を続けて欲しい。

 最後はチーム皆での菓子くい競争もお母さん方に企画して頂きました。野球以外で子供達が、本当に楽しそうに走る。こんなゲームもティーボールもたまには面白ろいね。ご父兄の皆さんも楽しまれたと思います。本当に皆さんに感謝!ありがとうございました。

 そして夕方家に帰り、ワンコ達とのお散歩を終えて新聞をめくると、三重タイムズに巨人に入団した高木君の記事が乗っていました。神戸に入団した事も書かれています。
今夜、お母さんに電話すると31日にしか帰ってこないそうです。それまで自主トレを続けて8日からは巨人のキャンプに参加。6日には東京へ引っ越すそうです。今、本当に忙しい日々で一日一日が勝負なんだろうね。体を壊さず、頑張って欲しいと願っている。
 東京ドームにも応援に行きたいね。頑張れ!

2014年12月23日火曜日

とても嬉しかった事!

 今日は神戸で練習。今朝も寒いけれど凍てつく程でもない。新チーム中心にしっかり練習したい。
 グランドに行くと6年生のご父兄が卒団式用の写真を撮るのに準備をしてくれていた。7人の6年生で持ちきれない賞状など。皆も良く頑張ってくれたけど、応援やサポートしてくれる皆さんのお蔭。本当に感謝しないといけない。この一年、全国大会や数々の楽しい思い出、本当にありがとうございました。

 新チームのメンバーはシオンが体調が悪く、お休み。ソウイチロウも同じで体調良くなれば、後で参加する、と連絡を頂いた。この時期、インフルエンザも流行している。一気に寒く成っているし風邪も引きやすいだろう。仕方ないね。
僕も毎年、扁桃腺をやられ一度は声が出なくなるぐらいに成っていた。でも近年、風邪も引かなくなった。別に抵抗力が着いた訳でもない。ちょっとヤバいなあ・・・と言う時は年中有る。アホは風邪引かない、と言うのも有る。でも気を付けている事は、少しでもおかしいと感じる時は先手先手で予防する。
 消化しやすいおじやなどに思いっきり酸っぱい梅干沢山、そして、しょうが、ハチミツやレモン、ホット梅酒など。そして夏場でも足を冷やさないように靴下をはいたりしてスコーンと寝る。出来るだけ余計な薬は飲まない。
これで、翌朝には大体バッチリに成る。そのまま無理をしたら崩れると言うのは自分で解るからね。
お蔭で、毎週元気でいられる。

 アップを終えてからもう一度、サイドステップやゴー、バックの練習を繰り返した。
良く転ぶユウヒ。見ているとやっぱり片足のつま先が外を向いたり、外体重に成ったりしているのが良く解る。両足の内側に体重が乗っていたら転ぶハズは無い。この後のノックのステップでも何度も転んでいた。
 腰が高い子、すぐ立ってしまう子。投げるステップの基本もこの冬場にしっかりやりたい。

 盗塁の練習も6年生に内野に着いてもらってスタートの練習もした。
内外野の集中ノックもしっかり基本のステップからやった。
その中で感じた事。
今年に入団したシオン達5年生3人。しっかり動けるようになって来ている。足も速く成って来た。中でも投げる力がしっかり着いて来ている。特にリュウセイは内野守備でもオーバースローから体を使ってしっかり投げている。いい強いボールがファーストへ行く。これなら充分。シオンももう少しヒジを上げればいいだろう。クセの強い4年生達は充分出来るけども、もうスピードでは負けていないね。後はバッティングや野球を覚える事だ。

 しっかりノックをやってお昼前にはシートノック。試しにリュウセイにはキャッチもやらせた。
バッテリーも内野もまだまだ未知数。まだ固まってもいないが、バッテリー以外は何とか行けるな・・と今日は皆のプレーを見ていて感じた。
6年生が試合に行っている間に、コーチやご父兄がしっかり練習をしてくれている。
皆さんのお蔭だね。次につながる練習をしてくれているから6年生達は試合に行ける。

 そして嬉しかった事。
お休みの連絡をもらったシオンは「もう大丈夫です!」とノックの前には練習に参加してくれた。
調子が悪かったソウイチロウも来てくれた。
こんな子供達の姿勢は本当に嬉しい。こういう事が、伸びていく大きな力に成る。
無理な時は休んだ方がいい。でも少しぐらいなら体をしっかり動かして汗をかいた方が、病気は飛んで行く。あんまりお母さん方には言えないけれど。

 そして暫らく練習を離れていたミミコも今日はお父さんと一緒に来てくれた。中々思うように動けなくて辛かったんだろうと思う。僕らが望んでいるのは上手く成れ、と言っているんでは無い。一生懸命取り組んで欲しい。出来なくてもいいんだ。ミスをしても空振り三振でもいい。その姿勢を見せて欲しい。チームの為にミミコにしか出来ない事も有るだろう。そんなチームの力に成って欲しい。
そのミミコも今日は最後までしっかり練習してくれた。
 チームだから。辛い時も失敗する時も悩む時も一杯有る。それは今の6年生達も一緒。辛い時こそカバーし合える、励ましあえる、そんなチームに成って欲しい。

 今日は新人戦の決勝トーナメントも有り、午前の練習を終えてから川合さんの会場に向かった。
ベスト4は榊原さん、高岡さん、栗葉さん、川合さん。
榊原さんのバッテリーもいい。結果的には川合さんが、メンバーの経験も生かせて優勝したけれど、どのチームも戦力は差ほど違いは無いようだ。来年もまた混戦に成りそうだね。
しっかり練習して越えて行きたい。

 今日のNHKのニュースではイチロー杯の閉会式での模様を少し流していたね。その中で見覚えの有るユニフォーム。ファイヤーボーイズが優勝している。全国優勝したんだから当然と言えば当然だろうけど、この大会も接戦続きの様だ。
今年は全国レベルのチームとの貴重な経験も沢山させてもらった。
少しでも近づけるように目標を持って、しっかり練習していこう。

2014年12月21日日曜日

シンペイの満塁タイムリー!JBCカップ・ベスト4

 昨日の雨中の試合から一夜明けた早朝。モモ達とお散歩していても空は星が見える。今日は雨は無いだろうが、どこまでグランドのコンディションが回復しているかな。
7時半前に明和のグランドに着くと水たまりはないが、グランドは柔らかい。内野の守備はしっかりグラブを見ないとミスは出るだろう、そう予感する。

 しばらくすると長浜の浅井西さんも来て、久しぶりにお会いする監督さんと暫く話をしていた。
浅井西さんとは前団長の縁で10年以上前から交流してもらっていた。毎年長浜には行っていたし、記念大会にも呼んで頂いた。近年では日程が上手く合わないが、神戸大会にも何度か参加してもらっている。今の監督さんになってもう10年は経つだろうか。県大会にも出場している強豪チームだ。

 先発したケントの序盤は良くスピードが乗っていた。相手のベンチも遅れるな、と言うぐらいに。スピードで言えば最近では一番ではないかな。
浅井さんの中軸は大きく鋭いスイングをするけれども3,4回まではスピードで押し切っていたね。速いボールに合わせて来た中盤からは上手く抜いたボールも使えている。リクトのリードも上手い。7回に日光が入ったんだろう、レフトフライの落球からライトゴロで1点を入れられ完封は逃したが、内容は7回ノーヒット、2四球。欲を言えば2四球は余分。それ以外は本当にいい内容のピッチング。

 けれでも打線は小フライのオンパレードでチャンスも作れない。緩急を上手く使うピッチャーに確かに「初球でも狙い球は積極的に行け!」とは言ったが、早いカウントでの内野フライが4回までに10個。特に小技の出来るバッターには柔らかいグランドコンデョションだしバントもチャレンジして欲しかったが、そんな素振りもない。4回まで40球も行ってないんだからね。

 やっと5回、ユウヤが粘って四球。ユウヤの構えはどっしりしてきてポイントに入れば持って行かれる、そんな感じをピッチャーも受けるんだろう。そんなところから四球、僕はそう感じる。これも実力のうち。
 6番に下げたケントには、「今、そのスイングでは右方向へしかヒットは打てないから、徹底してライト線を狙え!」昨日からずっとそう言っていた。何球か粘って打球はそのライト線に高く上がり落ちる。無死2,3塁のラッキーなチャンスになった。

 先の回ではレイヤにランをかけたら、上手く外されて2塁で殺された。この時もバッテリーは警戒している。ルイには1球打ての後、3球目にスクイズ。これをルイが上手く1塁線に転がし、ユウヤが入って1点先制。ユウヤの走塁も速くなって来たように感じる。いいスタートだった。
 そしてこのところ、バッティングでは迷いが見えるシンペイ。昨日もいいスイングを持っているのに手打ちになっているので、「空振り三振でいいから、足を上げて思い切って振って来い!」

 何度か交代させられた事も有った。今日の前の打席でも当てに行くカットするようなスイングで内野フライ。何も考える事なんてない。いい球を思いっきり叩く!それだけ頭に入れればいい。ボール球を振らないように・・・とネガティブに考えるより、いい球を狙ってスイング!
そしてこの打席も当てに行くスイングは見えたが、ファウルしている内に段々タイミングが合って来ていた。
 5球ほど粘ってベルト付近のボール、シンペイはボールを体の前で捉えてセカンドの頭をライナーで超える貴重なタイムリーとなった。ヘッドを前で走らすいい時のシンペイのスイングだ。今まで悩んできただけにこのタイムリーは僕もチームにとっても本当に嬉しかったね!
自信を持とうシンペイ!あんなスイングを持っているんだから。

 この後、ランナー3塁での独特な浅井さんの守備体系のお蔭で、普通ならショートフライがユウヒの打球はポトリと定位置に落ちて貴重な3点目。この後、ユウヒ2塁からソウにはエンドラン。狙い通りに3塁線に打球を転がし、ユウヒのスタートも完全にホームを狙えるタイミングだったけど、サードは振り向いちゃったね。ここは仕方無し。
 6回には代わったピッチャーからケントの右中間タイムリーも出て大きな4点目となった。

 そして次の準決勝は大阪の長曽根ストロングさん。僕は初めて対戦するチームだけど、全国では常連チーム。数年前は全国優勝もしている、多賀さんと並ぶ強豪チームだ。
先発したルイは昨日と同じように慎重に投げている。ただ確かに長曽根さんのスイングは強く速い。ミスや四球が失点の元となってしまう。

 2回には2死3塁から
サードの悪送球で1失点。3回には四球、ショートエラーが続いて3失点。4回にはピッチャーゴロを自らのファンブルから、アユムにも途中交代したが3失点。この試合、内野でミスをしなかったのはファーストだけ。このコンディションとは言え、相手も同じなんだから。良く投げていたルイには申し訳無かったけっど、こんなコンディションの時こそ基本が大事になる。
もっとしっかりコースに入ってグラブを見る基本を徹底しよう。

 打線はソウとタイキのレフト前への安打だけ。四死球などでチャンスも作ったが、後続3,4,5,6が全く打てない。試合は完敗の内容だった。

 そしてこの後はまたすぐに大仏山球場へ移動して多賀さんとの3位決定戦のサドンデスゲーム。
子供達はかなり緊張していたようだね。
神戸の先行で始まったそのゲーム。満塁で先頭はレイヤ。レイヤは2球目にラッキーな死球をもらって1点。続くユウヤも四球をもらい2点目。そしてケントは高め外につられて空振り三振。ゲッツーよりはいいけれど、伸び上がるから高めの球に手を出す。当たっても飛ばない。もっと上を目指すなら徹底して直して行こう。
 そしてその後はリクト。リクトは上手くライト前に転がして3点目。これは満塁で見る久々の貴重なタイムーだった。

 その後はアユムを入れたが、まだまだ6年生のボールにはスイングが負けている。
内野ゴロでDPでチェンジ。こんな勝負の場面で強い打球が打てるようにこれからもっと頑張って欲しい。本当はもっと5年生を入れたかったけどね。3位がかかった大事なサドンデス。しっかり見て勉強して欲しい。
あの満塁の1イニングで相手の多賀さんは、どんな牽制をしていただろう。
1塁も2塁も3塁も、それもパターンの違う牽制を混ぜていた。少しでも気を抜いたらアウトにされる。外野のカバーもしっかり出来ている。
 小学生のスポーツ少年団のレベルで、そこまでする必要が有るのか?という気持ちは僕には有るけども全国で勝ち抜くにはどんな事も出来る、それも必要なんだろう。
でもね、僕ならその練習に沢山の時間を費やすなら、基本を徹底的にやってバッティング練習をするなあ。

 そしてその裏。6年生は緊張している様だ。プレッシャーも有るのかな。
先頭の左バッターは2球目をレフトフライ。ケントのボールで押しこんでいたから捕れると思ったが、思ったより伸びた様だね。ルイは捕れず1点。フライでランナーがスタート出来なかったのも一つラッキー。
 続くバッターは強いサードゴロ。トモキは捕球したけれども何が一番安全にアウトに出来るか、ちょっと整理出来ていなかった様だね。ベースを踏んでDPも狙える。バックホームでもいい。声も聞こえたのか一瞬迷ってオールセーフになった。

 これで1点差でなお無死満塁。なんだか北海道の全国大会を思い出した。打たれたら終わり。やるしかない状況。
続くバッターには粘られながらも上手く緩急を入れてセンターフライ。ぎこちないユウヒの動きもまだちょっと不安だけど、タッチアップも止めた。
次のバッターは初球をファーストフライ。1死に成って相手は右狙い。そこへケントのボールが勝ったね。
 そして最後も速いボールで押し、打球はセカンドフライ。1点を守り切って3位決定戦を勝ち抜いてしまった。
わずか1イニングの決定戦だけど、全国レベルのチーム相手に沢山勉強出来た決定戦だった。

 この後の決勝戦、全国常連同士の長曽根さんとJBCさん。共にピッチャーは大柄でもないし、それほど速くは無いが、微妙に緩急を上手く使っている。 特に長曽根さんの1番はルイぐらいの背丈ではないかな。それでもマウンドでは大きく見える。緩急の使い方とコントロールが本当に良かったね。全国を目指す為のピッチング。もちろんバックの守備も絶対的なキャッチもバッティングも必要だが、それらが有って何よりあのピッチングだろう。
 そうそうこんな機会は無い。次を目指す5年生達はどれだけそういう事を感じてくれたかな。
3位のメダルを架けてもらって嬉しそうなみんな
JBCの皆さんにはこの後、美味しいカレーも皆に振る舞って頂きました。
僕もお代わりを頂きました。
美味しいカレーをありがとうございました。
表彰式の後の沢山のゲームやレクレーション。OBの皆さんが総出でお手伝いをしている。強さを維持して行くのはそのチーム作りだけでは無い。皆さんの応援や協力が有っての事。それが続かないとチームも続いて行かない。神戸大会にも色々参考にもして行きたい。そんな事も思いながらゲームを観ていた。気合いが入りすぎて転んだお母さんもいたようですが、大丈夫だったでしょうか?
  
 JBCの皆さん、本当にありがとうございました!
また来年は神戸大会で!よろしくお願いします!
皆もベスト4、3位おめでとう!

2014年12月20日土曜日

雨の中でもヤル気満々!

 今日はJBC玉城カップの初日。天気予報はお昼前には雨の模様。
昨晩にJBCのコーチの方から連絡を頂いた。今日対戦する兵庫の浜ウイングキッズさんがインフルの影響でメンバーが足らない、と。また雨は間違いなく降りそうなので、ベスト8を決める3試合目が出来ない場合は失点の少ないチームを上げると。浜さんについてはインディアンズさんからメンバーを借りて交流戦という形で行う。
気温は低いし雨が気にかかるが、いい試合を期待したい。

 宮川河川敷のグランドで始まったインディアンズさんとの第一試合。アップもそこそこに8時20分には開始した。先発はケント。寒さとアップ不足も有ったのかもしれない。
スピードは乗っていたが、いまひとつコントロールが悪い。
70分ゲームの5イニングで3四球は多い。ヒットは内野安打1本だけだが、バックのミスのランナーや四球のランナーを出したが、よく0には抑えてくれた。

 問題は打線。1回にユウヒの四球から3番に入れたリクトのセフティー。キャッチ前に転がったが、ユウヒがうまく回り込んで1点先制。ノーヒットで先制したが、得点はこれだけ。後は内野安打だけで、ミスなどでランナーを出しても緩急を上手く使うピッチャーに内野フライの山。
狙い球を注意してもなんの工夫も感じれなかった。

 2試合目は浜さんにインディアンズの3選手が合流して交流戦。
エースは大きなオバースローから速いボールを投げ込んでくる。キャッチも強く速い送球。普通ならまあ走れないだろう。でも、こんなチームとがっぷりといい試合が出来たらいい。
先発はルイ。ルイは浜さんとインディアンズさんの6年生チームに4回まで1安打のみ。フォームを少し変えたりしながら丁寧に投げていた。
5回に連続四球から2,3塁。前進守備のソウの上を越され、その後も内野ゴロの間に返され2失点。

 得点されたのは四球のランナーなので、そこは残念なところだが、内容は高円宮の兵庫代表で全国にも出ている浜さん相手によく投げたと思うね。
打線はリクトの内野安打だけで、6回で5三振。確かにボールは速いがケント程でもないだろう。
ランナー2塁からのエンドラン。空振り、3塁アウト。同じような場面で、今度はバッターは何を考えていたのかバットを振らず、また3塁アウト。守備で目指すならこんな事が出来るバッテリーを育てたい。そう思わせるキャッチだった。それにしてもサインを勘違いしたのか、スイングに打席で全く積極性が無かったのが残念。
 この試合は0-2で敗れたけれども、交流戦という形になったので、神戸が次の試合に進む事になった。

 朝方も少し振っていたが、この2試合の間は雨もガマンしてくれていた。けれどこの試合が終わる11時頃には雨も落ちてくる。
ここからすぐに移動して有緝さんのグランドに移動。
「本当にやるのかなあ・・」と思うぐらい雨も落ちてきて寒い。
とりあえずグランドに行き、対戦する有緝さんの監督さんと話をして、「雨はくるからもうすぐに始めましょう」となった。

 こんなコンディションの試合に関わらず、僕が思う以上に子供達はヤル気で生き生きしてたね。皆が試合に出たい!そう感じさせる雰囲気で、「こんなコンディションは・・・」と思った自分がちょっと恥ずかしかったね。こんなコンディションでも野球大好きな子供達。特に6年生達には、改めてそれを感じた。そんなところがチームワークを生み、チームの原動力になっているように思った。

 先発したソウはこのジュクジュクのコンデョションでも5回を2四球だけに抑えてくれた。失点はその四球のランナーと内野ミスのランナーの4失点。こんな状況で、ミスをしながらもバックもよくそれだけに抑えてくれた。

 打線は3番に入ったリクトがチャンスを作り四球のランナーなどをもらいながらユウヤの長打で加点。速いボールにも詰まりながらも負けなくなって来た。タイミングが合わないピッチャーも多い。まだまだ荒削りだけど、スイングのスピードは速くなった。それがこんなコンディションの中での貴重なタイムリーになっている。ちょっと足も速くなったかな?とも感じる。
中々結果の出ない状況が続いていたけど、あのスイングで三振なら良し!そう思えるぐらいになって来た。

 この3試合目が終わると1時過ぎ。お腹も空いている。体も濡れている。
片づけをして橋げたの下に車を止めて着替えて車の中で昼食。
70分ゲームとは言え、この時間までに3試合。中々こんな経験はないが、勝ち抜けたのはミスをしながらも最少失点で抑えた事。打線は余りいいところが無かったが、3人のピッチャーは良く頑張ってくれたね。

 家に帰ってすぐに暑いお風呂。
やっと体が普通に戻った。冷たい雨に濡れた皆は風邪をひかないかな・・・。少し気になる。
濡れた道具を広げて、泥を落とし、部屋の中に並べた。

 そして今夜はAチームの忘年会。こんな状況の中でも5,6年生のお父さん方、皆さんが集まって頂き、本当に嬉しく疲れも飛びました。いつも力を貸してもらえる皆さんとの楽しいお酒。
こんな寒い雨の中でも協力して頂き、本当にありがとうございます。
明日もいい試合が出来るように頑張ろう。

2014年12月14日日曜日

寒さに慣れない子供達。

 今日は12月も中旬を迎えた日曜日。
沢山の大会やリーグの日程、土曜授業などの影響で今日までリーグ戦の閉幕式、また新人戦の開幕が遅れてしまった。
神戸の日程の中に置き換えてもこの辺りしかない。そんな今年に成ってしまった。
リーグを運営する立場から考えれば、新人戦と言えどももう少し早く、11月頃にはやりたい。やってあげたい。そう感じる今日の天候、気温だった。

 リーグ戦の閉幕式では個人表彰も各チーム3名までは表彰出来たが、自分で決めた事だけどそれ以上は出来ない。けれど神戸の今年のチームで言えば誰にでもあげたい心境だ。
確かにソウやケントは良く頑張ってチームの要に成って頑張ってくれた。でも他の皆もそれは一緒。皆がいたからこのチームが有って、本当に素晴らしいチームワークで全国の道まで切り開いてくれた。だから僕としては6年生の皆を表彰したい。

 新人戦を終えて神戸に戻り、練習していると6年生達も募金活動を終えて戻って来て、皆が揃ったところで、ソウやレイヤ達から始まったこのチームの思いを話しながら、リーグ戦では表彰出来なかった残りの4人のメンバーにも神戸の努力賞として用意していた表彰盾を渡した。
4年生の暮れ頃にやっと今のメンバーが揃ったミラクルなチーム。叱られる事も沢山有ったけれども、本当に良く頑張ってくれたと思う。本当にありがとう。

 津リーグの閉幕式は大三小学校で8時前から行い、用意していた個人表彰も終わり、やっと1年が終わりそうだと一つ実感する。
そしてその後、オオタカへ移動しての新人戦。
外気温は零下では無いけれど、このグランドはガチガチで霜柱が内野をおおっている。多分試合が始まるころにはぬかるんでくるだろう。
お天気は良いからこのまま開始するしかないね。条件は一緒なんだから。

 先発はトモキ、キャッチはタイキでスタート。
この寒さと内野はすぐにぬかるんで来る可哀相なコンディション。トモキはボールの上下が大きくコースが定まらない。1回に2死からWPで1失点。タイキには辛いだろうけどボールを止める事を覚えて欲しい。
 その裏にユウヒのヒットからハヤトのバントで2塁から一気にホームに入り同点には追いついたが後が続かない。
チャンスをつかみながらバント失敗の後の強打でサードライナーのDPなど、アンラッキーな場面も有ったが、問題はバントをキチンと出来なかった事。
 チャンスでも突っ込んで内野フライがいくつ有ったかな。

 先頭が2球目を打ってフライアウト。次打者は初球、次も初球凡打。4球で攻撃は終わる。何にも考えてないね。
こんなコンディションで何故急ぐ!
皆には叱ったけれど、こういう事を覚えて行くのもゲームの中ではとっても大事な事。
途中から代わったアユムもコースが定まらない。
この寒さで手が思うように動かない。そういう状態だったようだ。2,3人は仕方無いと思っていたが、この寒さでは修正できなかった様だ。
多分、子供達はこの様な気温、風の中での運動、試合にはなれていない。その辺りは個人差がかなり有るかもしれない。

 数年前に沖縄勢として初めて春の選抜甲子園で優勝したチームの監督さんが話していたことを思い出した。沖縄の子達は春の甲子園の寒さに慣れていない。だから甲子園対策として普段の練習の中で氷水のバケツに両手を暫く浸けさせて、手指を冷やし、動かし辛いその状態でキャッチボールや練習をやらせる。そんな事までして甲子園でのミスを無くそうと取り組んでいたらしい。

 そこまではするつもりは無いけれど、相手も同じ条件。相手の戸木さんのピッチャーはゆったりしたフォームでコントロールに気を遣いながら投げているな、と感じていた。
こんな条件の中でも普段通りに近いプレーが出来る様に、ストレッチも考えて行きたい。

 最後は昨日の関さんとの試合でいい投球をしたヒロトに交代した。少し肩の負担も有るだろうがヒロトのボールは今日の中では一番良かったね。ライトの守備でも良く声は聞こえていた。
ピッチャー、キャッチの軸も内外野のフォーメーションもまだまだ定まらないが、今日の試合の様に4年生達にも充分チャンスがある。
 試合の結果は残念だったけれども、四球や送球ミスの連鎖が出たのは、最悪のコンディションとは言え、これが今の実力と思うべき。
だったらこれから、また基本に戻ってしっかりキャッチボールからやって行こう。今から再スタートだ。

 そして今夜は先の有緝インプルーヴ選手権の準優勝を祝ってご父兄の皆さんが子供達も一緒に祝賀会を開いてくれました。いつも応援をして頂ける皆さんとの楽しい時間。
本当に楽しく、美味しいお酒を頂き楽しませて頂きました。
皆さん、ありがとうございました。 またこれからも子供達の為に頑張って行きましょう!

2014年12月13日土曜日

声を出して、しゃべって、考えろ!

 今朝も寒い。いいお天気には成りそうだが、気温はどれぐらいだろう。
今日は関さんとB&Gグランドで練習試合。
8時半頃にグランドに着くと、もう準備を進めてくれていた。
長いお付き合いになる関さん。70を超えた代表さんがいつも率先して準備をしてくれている。沢山のチームの中に高齢な代表や監督さんもおられるが、失礼ながらあのお年であれだけ動かれるの方は少ないし、頭が下がるね。

 今日は午前、午後の2試合の予定でゆっくりアップさせてもらって10時頃から試合を開始した。
先発は軸に成って欲しいタイキ。キャッチもメンバーはまだ定まらないが、良く動けるハヤトで先発させた。4年生だからまだ盗塁のスピードには辛いけれども後ろへやらなければ今は充分。

 コントロールも球威も今日は全く未知数だったが、タイキはまだフォームがバラバラ。特にワインドアップで。ボールが続くと手投げで入れに行くが入らない。
3回まで四球や自らのミスやWPで2失点し4回にも先頭にボールが2球続く。練習試合とは言え明日は新人戦だし、ゲームを壊したくはない。アユムに交代。キャッチもタイキにした。
そのキャッチでもタイキはスローイングが安定しないね。いつもの勢いの有るボールがセカンドに行かない。肩、ヒジに疲れが有るようには思えないが、ケガをする前に、これからしっかりフォームチェックをしながら調整して行きたい。

 アユムの調子も代わり端はボールがハッキリしていてランナーを溜めたが失点は防いでくれた。
しかし、ディフェンスの課題は沢山見える。
1回はショートゴロで、前の打球をユウヒは2バウンドの送球。これではアウトに出来ない。1死3塁の前進守備でも、ファーストはアウトにはしたがワンバウンドの低い送球。アユムは持ち替えてバックフォームするが間に合わず先制される。
「あれだけの距離でノーバンドで投げらないのか!!キャッチボール出来ないのか!」ユウヒには叱ったけど、今はエラーしても思いっきりやればいいんだよ。

 5回にはキャッチ前の小フライ。タイキの動きも中途半端。だから誰も突っ込まない。自分で捕ろうとする気持ちが見えて来ないね。

 その後、3塁線のバントでアユムは1塁へ投げたが、高くて捕れない。これをカバーのライトも後逸してWミスで2失点。
2試合目の2,3塁ランナーの狭殺プレーもセカンドのカバーが全く出来ていなかった。
2塁の牽制プレーもまだまだ動けない。フォーメーションもまだ固まらないから暫らくはセカンドカバーだけでもいいかな、とも思う。

 攻撃では1回に相手もバッテリーミスで1点。4回にトモキを3塁に置いてアユムの1塁線ヒットで2点目。
5回に無死満塁からユウヒにはスクイズ。ランナーもユウヒもここは良く決めた。ハヤトにもランをかけたが、3塁ランナーはスタートしない。相手がピッチャーゴロをはじいて得点は出来たが普通ならアウト。

 このサイン見落としも、サインを理解していない子も、ストライクバントで明らかなボール球に飛びついたり、走塁でも同じ様なミスが目に着く。
ランナーを置いてのバッティングで、若いカウントから難しいボールを当てに行くスイング。もう少し状況を考えて欲しい。
 これは守備でも一緒だね。特に外野のポジショニングはもっと積極性が欲しい。頭は越えないが前に落ちる打球が有る。自分の所に打球が来たらファーストやホームでアウトに取れる位置、バッターとの力量も考えたら、どの辺を守るのがベストだろう。
今は頭を超される打球はいい。しっかりとキャッチボールでアウトにする事を考えよう。

 午後からの試合はヒロトで先発。ヒロトの内容は先の試合の5年生のピッチオングよりもずっと良かったね。ヒットは打たれているが、7回2失点1四球。
2失点と言っても内容はバックのミス。内容は充分だと思う。後はバッティングや走塁。ピッチャー以外のポジションも守れるようにしっかり欲を持って練習しよう。

 打線は関さんの2人のピッチャーに中々チャンスも作れない。それ程キャッチの肩も素早いとも思わないが、盗塁アウトも多い。ユウヒもスタートでターンする時に伸び上がってしまうね。
この辺りもこのチームの課題だ。せめて上位バッターはもっと高い確率で盗塁出来るようにならないと。

 まだフォーメーションが固まらない事も有る。けれども何より声が小さい。朝の試合前の練習。誰が声を出して引張っていた?
タイキやコウキやトモキやアユム、ユウヒも中心に成って引張っていたか?
僕にはヒロムやリョウマの声しか聞こえない。
だから皆の前で
「声が出てるからヒロム先発!」

 形なんて今は関係ない。どれだけ気持ちを見せてくれるかだよ。
ヒロムは何とか塁にも出たし、スクイズのサインでもスタートは良かった。
うかうかしていると抜かれてしまうぞ!!

 

2014年12月7日日曜日

インプルーヴ選手権・準優勝!

 今日は有緝インプルーヴ選手権大会の2日目。
僕は美旗さんの30周年記念式典への出席の為、コーチやご父兄に大会はお願いした。
残りの4,5年生は見て頂く指導者がいないので、仕方無く午後からの練習に。
僕は多分2時半までには戻れるだろう。それまではご父兄のお父さんなどにお願いした。

 名張へ出かける前に神戸に寄るとヒロムのお父さんが用意をしてくれている。
倉庫のカギを開けておかないと・・・と思っていたが、そんな心配は無用だった。チームの人達がちゃんと段取りをしてくれていた。本当にありがとうございます。

 その美旗さんの30周年の式典。名張市長や議員さんなど、来賓も多く地元のチームの監督さんや代表さん達も数人来られていた。他地区のチームの方は居なかった様で、僕ぐらいかな。
美旗さんには思い出が何回か有る。
僕が初めて神戸大会を企画して開いた確か2007。滋賀のチームが来れなくなって急遽参加してもらったのが美旗さんだった。この年は高円宮の県大会にも出場する力の有るチーム。
それからの神戸大会はチームの都合でBの大会になったりした事は有ったが、あれから今年まで8年続いている。これからも負けないように続けて行きたい、と思っている。

 そして2008年の春。春の県予選前に今一つ調子の上がらないチームの練習試合に美旗さんにお願いしてグランドも段取りして頂いた。
そしてその日の3つの練習試合で、打線は一気に登り調子に成り、ヒジの故障で2年近く試合にでれなかった選手も調子を取り戻し、翌週の県大会の予選も一気に乗り越えた。そんな忘れられない思い出が有る。

 その時のブログです。⇒ 「打線好調!けれどもう一度原点へ 」

 そんな話も美旗の監督さんらともお話をしていた。当時の指導者の方もそのことをハッキリと覚えておられた。
その記念式典もOBや父母会の人達が沢山参加し、チーム全体でとてもいい雰囲気だった。神戸も後2年後は35周年が有る。さて、どうしようか。。。
これからまた皆さんと相談して協力して頂いて進めて行きたい。

 名張から2時半前に神戸に戻るとヒロトのパパも来てくれていた。
バント練習をしてくれていたけど、どうも基本の形を忘れている様だ。
「バントはどのように構えてやるように教えてもらったの?」
 一通り終えてから皆に聞いた。特に4年生はちゃんと教えてもらっているハズ。
カツミやハヤト、4年生はしばらくしてからちゃんと答えた。

 相手は真剣に投げて来る。いい加減なやり方で出来たら何にも言わないが、とてもそうは思えない。解っているなら、その様にしっかりやろう。
もう一度10回ずつバント練習のおさらい。この後はちゃんと出来ていたね。

 そしてフリーバッティングとその後はノック。シオン達5年生はこの4か月程で、かなり動けるようになって来たね。投げる力もスイングの力も着いて来た。上手く成りたい!と言う気持ちが前面に感じられるのも楽しみだ。これなら大丈夫。しっかり練習して野球も覚えて行こう。

 そしてその有緝の大会は予想通り?決勝へ。連絡はご父兄から頂いていたが失点も少ないしとても良く頑張ってくれていた様だ。
決勝戦ではJBCさんと0-0の7回同点。サドンデスで敗れた様だけど内容は素晴らしい内容だ。スポ少と高円宮の県大会優勝チーム同士の対戦。それも決勝戦。こんな対戦も、そう有る事ではない。子供達もご父兄の皆さんも大変喜んでくれたのではないかな。

 コーチも色々工夫をしながら試合を進めてもらったのもスコアを見れば解る。これから主役に成る5年生達も上手く使ってくれている。打順もちょっと新鮮だ。
やっぱり新しい血は何にでも必要。刺激をもらいながら僕も頑張って行こう。
1試合目はケントから代わったアユム、ルイがその後を頑張って抑えている。

 打線は4番に入ったレイヤがいい結果を残してるね。3安打とタイムリー。右中間はいい当りだったかな。ソウも2安打。打順を下げられたケントは2安打でチャンスメーカーに成っている。
リョウマの打点付き犠打も有るね。スコアを見る限り、6年生の調子はスコアそのままだ。

 準決勝の有緝戦。
ケントとルイで7回完封。見る限り無安打。四球2個とエラーのランナーをDPで取ったり、リクトの3塁で刺したプレーも有るようだ。
ケントもルイも球数は少ないし、ディフェンスについては完璧な内容ではないかな。

 打線は好調な4番レイヤの左中間タイムリー。いい当りだったんだろうね。
6回にはユウヤのセンターオバーの3塁打とコウキの打点付きセンターゴロ。そして打順を下げたシンペイのタイムリーも出ているね。
1番に入ったタイキはタイミングが合っていないようだね。

 そしてJBCさんとの決勝戦。この大会、投手の投球制限は無かったがケントは3試合目の先発。
前2試合で100球近く。この試合もサドンデスの8回まで良く頑張ってくれた様だ。
7回まで3安打。
 2回の振り逃げ盗塁のランナーを2塁牽制で刺している。教えた牽制をやったのかな。3回は2死満塁のピンチも有った様だ。
4回は多分スクイズのランナーをソウがタッチしてるね。バックも良く守っている。
サドンデスの8回だけ、一つミスが有った様だ。

 打線は7回裏の1死2,3塁のサヨナラのチャンスを攻めきれなかった様だね。
この大会の結果は7回同点の8回サドンデスゲームで敗れて準優勝。
今日の試合のスコアを見る限り、とても良く頑張った内容だと思う。
3試合、サドンデスの8回を除けば1失点のみ。
有緝の代表さんからも「とてもいい試合だったよ。」と連絡を頂きました。
リョウマの表情が良いね!みんな、もっと笑えよ!

 皆さま、そして選手の皆も2日間、遅くまでお疲れさまでした。
コーチは色々工夫しながら頑張って、子供達もそれにこたえて、皆さんも応援も大きな力に成ったと思います。また、次も頑張って行きましょう!ありがとうございました。

2014年12月6日土曜日

思い出の大会、インプルーヴ選手権

 今日は有緝のインプルーヴ選手権大会。
今朝は寒い。星を見ながらのワンコ達とのお散歩はもちろんダウンにヘアバンドして手袋して。それでも風は冷たい。木枯らしという言葉が浮かんだね。

 この大会は初めてチームを預かった時、6年生は地元の大会で来れず、5年以下、それも5年が3人で他は4年生のBチームで出た頃。もう8年前だね。試合に成るだろうか…と思って挑んだ試合で6年生相手に勝ってしまった。2試合目も1点差のとても4年生中心のチームとは思えない内容だった。
あれから、鳥羽や伊勢地区のチームとの交流が始まった。宮川の、今はもう無くなったグランドでの試合。いつもここに来ると思い出す。忘れられない試合だ。点を取るなんてバントとスクイズ、エンドランしかないんだから。

 今日の試合。ソウやケント達6年生はどんな試合を見せてくれるだろう。
開会式を終えて二見グランドへ移動。その頃、強かった二見さんに練習試合のお誘いを受けここに来るはずだったが、あの時は雨で流れ、僕は初めてのグランド。
海岸がすぐそこだからだろうか。グランドは砂が多い。アップをさせてもらった隣の中学校のグランドも似たようなコンディション。これだと内野、サード、ショートは特に難しいだろうね。

 1試合目は今一色さんだし、ケントで迷わず先発。レフトには足の魅力をもっと見せて欲しいユウヒ。ライトにはアップでのトスで一番ミート出来ていたアユム。ノックでも外野の守備には不安がなかった。
 それにしてもそのトスバッティング。本当に芯に当たるのが少ない。ケントは徹底して直して行かないと左方向の強い打球は難しい。それぐらいの印象。少し良くなったかな、と思っていたタイキもまた前に流れ、及び腰。トモキも近くでこねる。シンペイもこねてアッパー。ルイは目が離れるのが早すぎ。

 ケントの投球は低いマウンドの影響も有るだろうが、立って投げている印象。前に体重が乗って行っていない、タメが無いと言う表現かな。その分高低の幅が大きい。審判が低目を取ってくれたのも大きかった。
 1回に心配していた内野ゴロのエラーで無死1塁となったが、セカンドゴロダブルプレーで楽に成った。その後も覚悟していた内野のミスなどでランナーは背負ったが、7回終わって見ればヒットらしいヒットも無く完封。今日は適当にボールが荒れていたのが、良かったのかな。
本当はもう少しエースらしい投球をして欲しい。

 打線は1回にリクトがライトの3塁打からソウにセフティーで先制。今一色さんのピッチャーはとにかくフィルディングが早く、上手い。ソウには1塁線を指示したが、打球はピッチャー前。タイミング的には難しいアウトかもしれなかったが、キャッチがその早い送球を捕れなかった。

 中盤にはルイを3塁に置いて、2死からユウヒが右中間のタイムリー。この1点は大きかったね。
そして終盤にはまた2死3塁から、ボテボテのサードゴロを相手がファンブル。ウチもミスしたが、相手は失点に絡んでしまった。これが勝敗の分かれ目だろう。

 何とか苦しい試合を乗り切って次の2試合目。6年生は最後だし、県大会はケントとソウで勝ってきたんだからね。フォームを変えて制球も良くなったソウで先発。
その初回。ヤル気がしっかり表に出て来たルイにショート、トモキのサードでスタートしたが、その辺りに嫌な打球が続く。
 先頭にサード後ろのフライ。「片手で捕れ!」と言っているユウヒはグラブに入れながら落とす。良く追いついたと言うべきかも知れない。でも両手で上からだからね。片手で下からヒョイと出せばもっと楽ではないのかな。レフト線のライナーのファウルも完全に追いついてグラブに入っていた。今は仕方無し。動いて届くだけでもいい。

 内野ゴロのミスも続いて無死満塁。前進守備のショートのルイもはじいて先制され、ここでサード、ショートを入れ替えた。この後、押し出し、ミスも有って3失点したが、良くあの状況で3点で済んだ、と言うべきだろう。内野のミスはあのコンディションでは仕方無いかも知れない。だから責めるつもりは無い。この後、ルイは本当に丁寧にサードの打球をこなしてくれていた。

 打線はその裏、そして2回に1点ずつを返し、中盤にレイヤや痛烈なユウヤのライト越えの3塁打などで一気に逆転して、やっと展開は楽に成った。
リクトもまだ後ろが大きいけど、いい所でヒットでつないでくれる。調子の出ない4番ケントもチャンスでは何とかつないだ。アッパー気味で空振りが特に最近多かったトモキにも満塁でレフトへタイムリーが出た。

 1試合目も積極的にランをかけて動いたが、その中で最悪でもランナー3塁まで進めていた事が得点につながっている。ポップフライも少なかった。一つサイン見落としは有ったが、動かなかったら中々点は入らない。

 この時期に大会を開くのも、それをずっと続けているのも本当に主催者には頭が下がる。
代表や監督さんが代わっても変わらず。
県内でも、そうやって一つの団が主催でこのような大会を続けているのは神戸も含めてそうは無いね。何とか皆の交流をつなげられるように僕達も頑張って行きたい。

 今日の2試合で子供達も皆、試合に出る事は出来た。残りの44,5年生達はコーチが神戸で練習を見てくれている。
今夜は支部の総会で新人戦の組合せも決まった。来年に続く5年生達新チームも最初の腕試し。
明日もしっかり頑張って行こう!